fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次 

読者限定ワークショップ  快刀乱麻クリニック目次 


社交ダンスを始めるということ 第272話へ


ジュンコ先生の教室のホームページ




チョット中休み エッセイvol.77 

外に向かうと弱くなる

~ダンスが上手くなる7つのルール(12)~


ユニプラ・ルールその4

「注・教・注」

(ちゅう・きょう・ちゅう)
「注意すること、教えることに、注意しましょう」

対談続き。


ジュンコ先生
「やっぱり“教え魔”は、ダメだなぁと思うわけ。
その辺りの気持ちを込めて
ユニプラ・ルール“注・教・注”はコレからも
押し進めて行きたいなって思っているわ」


Q
「やっぱりダメだなぁの理由を話してもらえますか?」


ジュンコ先生
「エエ、それはね。
教えているときは、→(やじるし)が、
相手に向かっちゃうでしょ?
ソレが問題なのよ」


Q
「その→(やじるし)は、
ナニを意味するのですか?」


ジュンコ先生
「エネルギー・・・
“気”と言った方が良いわね。
気は、放つ、つまり外に向けるものではナイ。
向けてはイケナイの。
なぜなら

外に向かうと、

自分が疎か(おろそか)になる


弱くなるのよ。
結果、気の量が減る」


Q
「じゃぁ、
教え魔になると、気の量が減って
ダンスが上手くならないってことですか?」


ジュンコ先生
「簡単に言えばそういうことね。
ヒトに注意をしたり、教えたりといった行為は
『相手のタメになるから、
言ってあげよう、やってあげよう』

といった、良い想いからモノであっても、
自分を見失って、
相手に向かって→を向けるとダメ。
エネルギーのムダ使いになっちゃうの」


Q
「じゃぁ、ヒトにかまっていないで、
自分に向かった方が、得策ですね」


ジュンコ先生
「そう!
踊りにくいからといって、
相手を変えようとせず、
自分に向かって、自分を変化させることで、
相手との関係が変わって
結果、踊りやすくなる・・・
こういった体験がすごく大事なのね」


Q
「感情的には
なかなか難しいものがありそうですね」


ジュンコ先生
「そう、難しいのは、
感情のコントロールも必要ってところかな。
教師という職業は、
下手をすると、
最も相手の方に→(やじるし)を
向けていまいがちなのね。
でも、教師側が弱くなっては、
元も子もナイわけで、
そのあたり、ワタシもスゴく、意識している点なの。
経験から言えば・・・
相手のことを
『踊りにくいな』 
と思ったときに、即、相手に向かわずに、
自分の中にすべて受け入れて
あるがまま観察する。
すると、色んなものが感じられてくる。
モロモロ情報を受けるや、カラダが自動的に、
今の相手と踊るには、
どういった点を変更すれば良いのかを分かって、
動いてくれるようになる。
まぁ、このあたり、
個人の実力差が非常に出るンだけど・・・」


Q
「相手に注意してしまうと、

自分が変わるチャンスを失う

とも言えますね」


ジュンコ先生
「そういうこと!
教え魔になっちゃうと、もったいないのよ。
自分の成長の機会を失うことになるのよ。
だから、職業として、
ヒトに、注意したり教えたりする時にでも、
すごく注意深く自分を見守る必要がある。
『自分のことが疎かになっていないか?
自分が弱くなっていないか?』
ってね」


Q
「ユニプラ・ルールの
『注・教・注』は、ソウいう意味にもなりますね」


ジュンコ先生
「そうね。
ユニプラ中に
『ステップのみ、
ワカラナイ方に教えてあげてOKですよ』

と、指示を出した際に
自分に向かいながら、
つまり、自分をよく観察しながら
相手に教えているか?
という勉強だ、と思えば良いと思うわ」



ミニ・ミニ ボイス
クリスマスがやって来る。
今年は、やや怖い。
姉に会うからだ。
実家のことで話合い。

ホンマ、おねえちゃん、ようやってくれている。
生まれて初めて、
姉に、感謝の気持ちを持った。
ずーっと固まったままだった、
姉妹の関係が、動き出しそうだ・・・


      続く第2528話へ





※Real Junko Voiceはお休みです。



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)

Secret

TrackBackURL
→http://universaldance.blog88.fc2.com/tb.php/2624-35de04a2