2010.06.25 (第1249話)ダンスの根本的“なぜ?”の解決に迫るⅧ~まっすぐに立つ努力をしない!?~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第44話へ
第6回 社交ダンスが上手くなるということ
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ダンスの 根本的“なぜ?”の解決に迫る
快刀乱麻クリニック
まっすぐに立つ努力をしない!?
~「床を踏む」とは?~
ジュンコ先生のグループレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
「床を踏む」とは?
コレを知るには、ソノ前に、
「床に立つ」とは?を、見直すことが必要
ということで、
ジュンコ先生から、こういう質問が出た。
ダンスの基本中の基本
『まっすぐ立つ』
そのために、
アナタは、どんな意識を持ちますか?
みんな、思い思い、
“まっすぐ立っている”が、
果たして、何を意識しているのだろう?
カナちゃんが答える。
「頭が、上から吊られているような感じで、
みぞおちを引き上げて・・って意識しています」
ケイコさんは
「お尻を締めて、お腹も締めて・・・くらいかな」
平田さんは、
「頭をできるだけ高くしようとしてますわな。
脚はヒザが少し緩んで、
土踏まずの部分に体重がくるようにしています」
紀子さんは、
「カラダの中心を感じるように努めています」
トシ子さんは、
「わたしは、
ただまっすぐ立とうとしているだけで・・・
特に今は、
何もしようとはしていないのですが」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いていたが、
「コレから学んでもらう
『まっすぐ立つ』
は、
原初(物事のいちばん初め)の
『まっすぐ立つ』だと思って欲しいの」
そして、ジュンコ先生はみんなの方に向き直り、
「イイ?
コレから非常に大事な事を言うわよ。
原初の『まっすぐ立つ』を作るには、
『何も意識しない』ことを意識するの。
何も『ヤロウ』としない。
『まっすぐ立つ努力をしない』
そいう意味では
一番近いのは、トシ子さん、かな」
ジュンコ先生の言葉に???な空気が漂い始めたが。
と、佐藤さんが解せないといった声を
「そんな、
何も意識しないことを意識するなんて、ややこしい・・・
『ただ、まっすぐ立とう』と思うだけで、
後は、ただ、ぼーっと立っている
それだけで良いんですか?」
ジュンコ先生は微笑みながら
「そうよ。
頭を高くしようとか、体重を土踏まずにとか、中心を感じて・・
というのもナシ。
ただ、リラックスのみ。
ソレが、
“原初のまっすぐに立つ”行為なのよ」
すると、真理が
「以前に、
姿勢について学んだときの用意にあたる
(第469話参照)
リラックス姿勢だと思っていいのでしょうか?」
ジュンコ先生は答える。
「そうね。
重力軸にそって作る、
まっすぐな姿勢の前にアルものよ。
言い換えれば、
“重力軸にそって作る、まっすぐな姿勢”から、
“意識・意志を持って何かヤル部分”を、
すべて取り除いたものだと思ってもらえばいいわ」
ジュンコ先生は続ける。
「なぜ、コレを
“原初のまっすぐに立つ”と、呼ぶのか
ソコからお話ししましょうか。
それはね、
生まれて初めて、
重力の下で立ち上がったときの、
立つだからよ・・・
続く第1250話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.303 ~天才ダンサーの理由~
H夫人のレッスンを受けた後の練習で、
古傷が痛み出したワタシは、
シューズを脱ぎ捨て、フロアーに座りこんでしまいました。
そして、そのまま、
“その人”のルンバのシャドーを、ぼんやり眺めることに・・・。
先日、別のコーチャーに作ってもらったばかりの、
アマルガメーションです。
ワタシにとってはハイレベルなアクションがたくさん入っています。
“その人”は本気で踊っている風ではなく、
ステップ確認をしているだけなのに、かなり上手です。
“その人”の動きの巧みさがどこからやってくるのか、
当時は分かりませんでした。
才能であり、到底、追いつくことなどできないと思っていました。
でも、今なら、
それらの動きすべては後天的学習で、手に入るものであること。
“その人”が生まれながら持っていた才能に、十分迫ることができる
独自の才能を意識的に創りだすことさえ可能だと、知っています。
また、今の知識を持ってすれば、
“その人”の最大の長所は、
カラダがほぐれていることだった、と、分かります。
特に、上半身、肩周辺が非常に柔らかかったと記憶しています。
“その人”は、自分の手足が長くないのを気にしていましたが、
踊っているときは腕も脚も長く見えました。
特に、腕の動きは出色※でした。
腕の動きは胸から始まり、常に指先まで動いていました。
面白いことに、出会った頃からすでに、
ということは、学連の1回生、
しかも、入部した直後の頃からソンナ動きをしていて、
周りの先輩が真似をするほどの上手さだったのです。
さて、“その人”のルンバウォークはどうでしょうか?
足指はどんな風だろうか?
と、目線を移すと・・・
あれっ?
※他より目立ってすぐれていること
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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「床に立つ」とは?を、見直すことが必要
ということで、
ジュンコ先生から、こういう質問が出た。
ダンスの基本中の基本
『まっすぐ立つ』
そのために、
アナタは、どんな意識を持ちますか?
みんな、思い思い、
“まっすぐ立っている”が、
果たして、何を意識しているのだろう?
カナちゃんが答える。
「頭が、上から吊られているような感じで、
みぞおちを引き上げて・・って意識しています」
ケイコさんは
「お尻を締めて、お腹も締めて・・・くらいかな」
平田さんは、
「頭をできるだけ高くしようとしてますわな。
脚はヒザが少し緩んで、
土踏まずの部分に体重がくるようにしています」
紀子さんは、
「カラダの中心を感じるように努めています」
トシ子さんは、
「わたしは、
ただまっすぐ立とうとしているだけで・・・
特に今は、
何もしようとはしていないのですが」
ジュンコ先生はうなずきながら聞いていたが、
「コレから学んでもらう
『まっすぐ立つ』
は、
原初(物事のいちばん初め)の
『まっすぐ立つ』だと思って欲しいの」
そして、ジュンコ先生はみんなの方に向き直り、
「イイ?
コレから非常に大事な事を言うわよ。
原初の『まっすぐ立つ』を作るには、
『何も意識しない』ことを意識するの。
何も『ヤロウ』としない。
『まっすぐ立つ努力をしない』
そいう意味では
一番近いのは、トシ子さん、かな」
ジュンコ先生の言葉に???な空気が漂い始めたが。
と、佐藤さんが解せないといった声を
「そんな、
何も意識しないことを意識するなんて、ややこしい・・・
『ただ、まっすぐ立とう』と思うだけで、
後は、ただ、ぼーっと立っている
それだけで良いんですか?」
ジュンコ先生は微笑みながら
「そうよ。
頭を高くしようとか、体重を土踏まずにとか、中心を感じて・・
というのもナシ。
ただ、リラックスのみ。
ソレが、
“原初のまっすぐに立つ”行為なのよ」
すると、真理が
「以前に、
姿勢について学んだときの用意にあたる
(第469話参照)
リラックス姿勢だと思っていいのでしょうか?」
ジュンコ先生は答える。
「そうね。
重力軸にそって作る、
まっすぐな姿勢の前にアルものよ。
言い換えれば、
“重力軸にそって作る、まっすぐな姿勢”から、
“意識・意志を持って何かヤル部分”を、
すべて取り除いたものだと思ってもらえばいいわ」
ジュンコ先生は続ける。
「なぜ、コレを
“原初のまっすぐに立つ”と、呼ぶのか
ソコからお話ししましょうか。
それはね、
生まれて初めて、
重力の下で立ち上がったときの、
立つだからよ・・・
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「もう一つの学連物語」
vol.303 ~天才ダンサーの理由~
H夫人のレッスンを受けた後の練習で、
古傷が痛み出したワタシは、
シューズを脱ぎ捨て、フロアーに座りこんでしまいました。
そして、そのまま、
“その人”のルンバのシャドーを、ぼんやり眺めることに・・・。
先日、別のコーチャーに作ってもらったばかりの、
アマルガメーションです。
ワタシにとってはハイレベルなアクションがたくさん入っています。
“その人”は本気で踊っている風ではなく、
ステップ確認をしているだけなのに、かなり上手です。
“その人”の動きの巧みさがどこからやってくるのか、
当時は分かりませんでした。
才能であり、到底、追いつくことなどできないと思っていました。
でも、今なら、
それらの動きすべては後天的学習で、手に入るものであること。
“その人”が生まれながら持っていた才能に、十分迫ることができる
独自の才能を意識的に創りだすことさえ可能だと、知っています。
また、今の知識を持ってすれば、
“その人”の最大の長所は、
カラダがほぐれていることだった、と、分かります。
特に、上半身、肩周辺が非常に柔らかかったと記憶しています。
“その人”は、自分の手足が長くないのを気にしていましたが、
踊っているときは腕も脚も長く見えました。
特に、腕の動きは出色※でした。
腕の動きは胸から始まり、常に指先まで動いていました。
面白いことに、出会った頃からすでに、
ということは、学連の1回生、
しかも、入部した直後の頃からソンナ動きをしていて、
周りの先輩が真似をするほどの上手さだったのです。
さて、“その人”のルンバウォークはどうでしょうか?
足指はどんな風だろうか?
と、目線を移すと・・・
あれっ?
※他より目立ってすぐれていること
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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おさむ
今日のブログの、何も意識しないことを意識することは、なんとなく、武術などの、構えをしない構え、いわゆる゛自然体゛と似たようなイメージがしますか、実際はどうでしょうか
2010/06/25 Fri 05:06 URL [ Edit ]
三郎
こんばんは。
「もう一つの学連物語」に関心があります。
先天的な才能よりも、後天的な学習のよりそれをしのぐということ。「その人超え」を宣言したということですね。
これは、誰にでもある、劣等感からの脱皮だと思います。
今の、ジュンコ先生は、自信に満ちていると思います。輝いています。
いつか、お会いしたい(教室に参加)と願っております。
おやすみ。
「もう一つの学連物語」に関心があります。
先天的な才能よりも、後天的な学習のよりそれをしのぐということ。「その人超え」を宣言したということですね。
これは、誰にでもある、劣等感からの脱皮だと思います。
今の、ジュンコ先生は、自信に満ちていると思います。輝いています。
いつか、お会いしたい(教室に参加)と願っております。
おやすみ。
2010/06/25 Fri 22:57 URL [ Edit ]
ジュンコ
おさむさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりだと思います。
”自然体”
とても難しいことですよね。
特にダンスでは。
”自然体で踊る”・・・ワタクシのテーマでもあります。
おさむさんも一緒にトライしてみませんか?
こんにちは。
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりだと思います。
”自然体”
とても難しいことですよね。
特にダンスでは。
”自然体で踊る”・・・ワタクシのテーマでもあります。
おさむさんも一緒にトライしてみませんか?
2010/06/26 Sat 07:35 URL [ Edit ]
ジュンコ
三郎さん
コメントありがとうございます。
今となりましては、たくさんのコンプレッックスが
あったからこそ・・・と、思えることばかりです。
元々才能があり、性能の良いカラダであったなら、
この道は歩いていなかったでしょう。
ありがとうございます。
でもまだまだコレから、です。
どうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
今となりましては、たくさんのコンプレッックスが
あったからこそ・・・と、思えることばかりです。
元々才能があり、性能の良いカラダであったなら、
この道は歩いていなかったでしょう。
ありがとうございます。
でもまだまだコレから、です。
どうぞよろしくお願いいたします。
2010/06/26 Sat 07:42 URL [ Edit ]
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